今日も暑かった。
会社の陸上部仲間のKくんと御嶽駅に9:30に集合、普通の人ならケーブルカーで頂上まで上がるところを、わざと遠回りして登ろうと言うのだから、変わっている!

青梅街道を古里駅まで走る。青梅マラソンのコースにもなっていて懐かしい。マラソンの季節は2月なのに対し、今は夏。緑が深く茂り、野鳥の声が爽やかに谷間にこだましている。

古里から橋を渡って吉野街道に入り、暫く行った「丹三郎」の所から山道に入る。深い樹林帯を登山者の倍くらいの速度で登る。汗が噴き出る。針葉樹が高くそびえ、下草のない山道を時折谷風が渡り、結構涼しい。

1時間で御岳山駅への分岐にかかる。普通の人の半分の時間でここまで来た。さらにコースは小刻みに曲がりながら上へと延び、それから暫くすると大塚山の頂上に到着。テーブルで食事しているハイカーがいた。谷の向こうに御岳山の斜面にしがみつく建物が手に取るように見える。御岳山はもうすぐだ。

それから程なく、御岳山の宿坊の立ち並ぶ尾根筋の登山道に到着。茶店や土産物屋も並ぶ繁華街?を抜け改装中の山門をくぐってすぐに折り返す。(普通は参拝したり休憩するのだが、われわれランナーは走り続けなければならない!)

時刻はちょうど12時、古里からの上りから起算して1時間20分。昼飯を摂ることにした。
ゼリーやおにぎりでは味気ないので、奮発して茶店で「とろろそば」を頂いた。脱水状態に近いので麺類はことさら美味い。普通はつゆはほとんど飲まないが今日は半分飲んだ。塩気が利いていて美味しい。最近の恒例行事の「コーラ」で乾杯!スポーツにコーラはよく合う。ついでにかき氷がひんやりして美味しそうだったので、店の主人にお願いして特別に「あずき味」のを作ってもらって頂いた。

それから暫くして重い腰を上げ、日の出山へと向かう。
御岳山は結構ごつごつした所もあり、下りは一気に高度を下げる。そしてだらだら上り、30分弱で日の出山直下のトイレに到着。このトイレは雨水を浄化して水洗式にした新しいもので、従来の臭い垂れ流しのトイレとは大違い。Kくんはここで「大」のお世話になり、ご機嫌。
反対方向からトレイルランの集団が来た。聞けば小平から走って五日市にたどり着き、そのあと金比羅尾根を上り、御岳山から御嶽駅まで下りて電車で帰るとか?全行程で40km以上は走るのだからこの暑さを考えると狂っている!

日の出山の山頂からの眺望は素晴らしい。長谷恒の時も私は明け方にここに到着。疲労した身体と精神は眼下のあきる野方面の夜景に驚かされたものである。宝石箱のような美しさが忘れられない。

頂上の景色を楽しむ余裕はない。すぐに金比羅尾根方面への下りに入り、ひたすら高度を下げてゆく。走れるところは走る。マウンテンバイクのツーリングらしき集団が山道を駆け下りてゆく。格好いいなあ。私も自転車キチガイの時期があっただけに、こんな山道を走ってみたい。

すれ違うハイカーもなく、2人だけで尾根道を駆け下りてゆくと、周りの気温が上がっているのに気付いた。あきる野の市街が近くに見えるようになった。太陽はやや西に傾き初め、暑さは一入だ。谷風が吹かないので蒸し暑くなった。

金比羅山を過ぎる。このあたりの山道で幾度と無く大きな蛇に出会った。やまかがしだ。道の左側をすーっとそれるように流れていったかと思うと、直後2m先を左から右に別の蛇がすーっと音もなく流れてゆく。不気味な光景だ。

空腹で頭が白くなってきた頃市街地に到着。レースのゴールに走って到着し、練習は終了!お疲れさま!

そのあとは秋川の河原へ下りて、火照った足を川の流れに浸してクールダウン。気持ちいい!河原で川遊びをするたくさんの親子に混じって変な格好のおじさんが2人、水遊びをしている。ついでに汗だらけの頭も洗っている。ガンジス川の光景かと思うほど敬虔な信者に見えたかも・・・?

今日は片道25km程の行程かな?御岳山は929m、日の出山は902m。熊谷では35度くらいまで上がったようだが、この高度では涼しさは感じられない。ほとんど熱地獄絵巻か?

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索